成人後の感染で怖いのは急性肝炎ですが、母子感染などによるB型肝炎患者で怖いのは慢性肝炎です。
肝臓に起きた炎症が6ヵ月以上持続するものが「慢性肝炎」で、その内の20%がB型肝炎患者です。
慢性肝炎の重症度は、活動性(グレード)と繊維化(ステージ)の2つの観点から分類されます。
「活動性」とは、肝炎が現在、活発に進行しているかどうかを示すものです。
活動性の高いものはグレードで言うとA2~A3。
炎症による幹細胞の破壊が続いており、GOT・GPT値が100IU/リットルを超えるものを言います。
一方で炎症がおさまったものは「非活動性」とされ、A0~A1に分類されます。
活動性と非活動性の区分は、肝硬変への進展の可能性などを考慮し、適切な治療時期を判断するためのものでした。
一方で慢性肝炎の進行具合(ステージ)をはかるものが、肝臓の「繊維化」です。
肝炎の活動期が長引いていくと、肝臓の組織には肝炎の活動の痕跡が繊維となって増えてきます。
これが繊維化とよばれるもので、増えれば増えるほど肝硬変に移行しやすくなります。