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B型慢性肝炎の重症度

活動性と繊維化ではかる重症度

成人後の感染で怖いのは急性肝炎ですが、母子感染などによるB型肝炎患者で怖いのは慢性肝炎です。

肝臓に起きた炎症が6ヵ月以上持続するものが「慢性肝炎」で、その内の20%がB型肝炎患者です。

慢性肝炎の重症度は、活動性(グレード)と繊維化(ステージ)の2つの観点から分類されます。

肝炎の活動性(グレード)

「活動性」とは、肝炎が現在、活発に進行しているかどうかを示すものです。

活動性の高いものはグレードで言うとA2~A3。

炎症による幹細胞の破壊が続いており、GOT・GPT値が100IU/リットルを超えるものを言います。

一方で炎症がおさまったものは「非活動性」とされ、A0~A1に分類されます。

 活動性(グレード)4段階
  • A0:幹細胞の壊死・炎症なし
  • A1:軽度の壊死・炎症
  • A2:中程度の壊死・炎症
  • A3:高度の壊死・炎症

 肝炎の繊維化(ステージ)

活動性と非活動性の区分は、肝硬変への進展の可能性などを考慮し、適切な治療時期を判断するためのものでした。

一方で慢性肝炎の進行具合(ステージ)をはかるものが、肝臓の「繊維化」です。

肝炎の活動期が長引いていくと、肝臓の組織には肝炎の活動の痕跡が繊維となって増えてきます。

これが繊維化とよばれるもので、増えれば増えるほど肝硬変に移行しやすくなります。

繊維化(ステージ)4段階 
  • F0:繊維化無し
  • F1:軽度の繊維化(門脈域周辺に繊維が増える)
  • F2:中程度の繊維化(複数の門脈域をつなぐ繊維の橋ができる)
  • F3:高度の繊維化=肝小葉のひずみ(門脈域と中心静脈を結ぶ繊維の橋ができる)
  • F4:肝硬変

 

 
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