成人後にB型肝炎ウイルスに感染した人は、ほとんどが一過性の感染で終わります。
急性肝炎の症状をあらわす人は約2割。
B型肝炎は急性肝炎になっても自然治癒することが多いため、それほど怖い病気ではないと思われています。
肝硬変や肝臓ガンになる割合もC型肝炎と比べればずっと低く、成人後の感染であれば慢性肝炎になることもまずありません。
自覚症状がないことも多く、放っておく人も多いのです。
しかし、C型肝炎が深く静かに進行する時限爆弾なのに対し、B型肝炎には別の恐ろしさがあります。
それがごくまれに起こるB型肝炎の劇症化です。
まるでダイレクトに投げつけられた爆弾のように、かかってすぐに爆発して死んでしまうのです。
日本では年間でおよそ40万人の急性肝炎患者が出ています。
その内、B型肝炎で発症する人は30%。
劇症化の確率は1~2%ですが、致死率が5割を超えるので、年間で1,000人近い人が命を落としているのです。
A型肝炎、C型肝炎ともに劇症肝炎になることはありますが、それほど多くはありません。
なんといっても劇症化が多いのはB型肝炎です。
次のページでは劇症化した場合の症状と経過を書いていきます。