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症状と経過

成人後にB型肝炎ウイルスに感染した場合

成人後にB型肝炎ウイルスに感染した人の8割は肝炎そのものは発症させず、自然に治ります。

この感染していて症状が現れない状態を「不顕性感染」と言います。

しかし残された2割、5人に1人が急性肝炎を発症させてしまいます。

ここではB型急性肝炎の症状と経過を解説していきます。

1.潜伏期

B型急性肝炎の潜伏期間は、1~6ヵ月とひとそれぞれですが、平均すると約3ヵ月です。

これはウイルスが持続的に感染し続けている状態で、このウイルスを保持している状態になることを「キャリア化」と言います。

2.前駆期

潜伏期が過ぎると、本格的に症状が現れるまえの段階、前駆期に入ります。

この際、だるさや発熱など風邪に似た症状や、食欲の減退など消化器系の異常がおこります。

この前駆期がおよそ1~2週間ほど続いた後、黄疸が現れてきます。

前駆期の症状の例
  • 全身の倦怠感
  • 微熱
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 食欲不振
  • 下痢

3.黄疸期

肝臓病が本格化してくると、皮膚や粘膜が黄色くなる「黄疸」が現れてきます。

黄疸は肝臓病が重症であるかどうかの診断の1つの目安です。

黄疸は2週間から長いと1ヶ月近く続きます。

また肝機能の低下から、尿の色が茶褐色になる異常も同時に起こってきます。

黄疸が現れる場所
  • 眼球の白目の部分
  • 手のひら
  • 顔全体

4.終息期

現れた黄疸が自然に消えてくるのが終息期です。

これはかかったB型肝炎が急性のまま慢性化せず、自然治癒に向かっていることを意味します。

実際、そうなると肝機能の検査値も正常に近くなってきます。

ほとんどのケースで肝炎じたいが終息に向かいますが、しかし一部は自然に治らず劇症化します。

もちろん慢性化するケースもあるので注意が必要です。

 
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