B型肝炎にかかった場合、できるだけ早く入院する必要があります。
ここでは病院に行ってからの検査経過をまとめました。
肝臓がおかしいと思って病院に行くと、まずは医師による問診(医療面接)が行われます。
患者さんの状態を把握してから、肝機能の検査にすすむというわけですね。
ここでは自覚症状の有無や病歴、生活環境、仕事の状態、アルコールの摂取量、飲んでいる薬の有無などを聞かれます。
その他には海外旅行の経験、輸血や針治療、TATOOなどを入れたことがあるかなどを質問されます。
母子感染による慢性肝炎の可能性もあるため、B型肝炎では両親や兄弟姉妹に肝臓病の患者がいたかどうか。
C型肝炎だと過去に輸血や手術を行ったことがあるかどうかが疑われます。
問診が終わると肝機能を調べるための血液検査と尿検査が行われます。
血液検査は20種類以上ありますが、特に重要なのがアミノ酸の代謝に重要な働きをする2つの酵素。
GOT(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ)と、GPT(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)です。
GOTとGPTはともに幹細胞の中にある酵素で、肝臓に障害があると量が増えるため、治療の指標に使われます。
検査では少なくともGPTが500IU/リットルを切るまでは退院できません。
検査はAST(GOT)、ALT(GPT)、ALP、γ-GTP、LDHなど、血液中の酵素量を測定するものが中心です。
もちろん各種の肝炎ウイルスマーカー、血清ビリルビン、血清アルブミンなども同時に調べられます。
尿検査では尿の中のビリルビンとウロビリノーゲンの反応、そして糖尿病の有無が調べられます。
糖尿病は肝臓病に合併しやすいため、尿糖の検査は欠かせないのです。
飲んでいる薬やその日の体調によって陽性反応が出ることも多いので、別の日に再検査することもあります。
精密検査は血液検査と尿検査の結果、肝炎にかかっている疑いが強まると行われます。
主にCTや超音波による画像検査によって肝臓の状態が細かく調べられます。
最終的な診断を下すためには、肝臓の組織を採取して顕微鏡で調べる肝生検も行われます。
その他にも腹腔鏡を使い、肝臓の表面を直接観察する検査などがあります。